さくらのVPSでの個人設定


1.sudoの設定

まず、root権限を使えるようにsudoを設定します。

ルート権限のあるユーザーで

/usr/sbin/visudo

を実行する、開いたファイルを以下の内容で編集します。

## Same thing without a password
# %wheel        ALL=(ALL)       NOPASSWD: ALL

デフォルトでは、上記のようにコメントアウトされている箇所を

## Same thing without a password
 %wheel        ALL=(ALL)       NOPASSWD: ALL

このようにコメントを外します。

次に、ユーザーのgroupを設定します。

/usr/sbin/vigr

を実行してユーザーのgroupを変更します。

wheel:x:10:root

上記wheelのgroupが記述されている行があるので、そこに自分のユーザーをカンマ区切りで追加します

wheel:x:10:root,ユーザー名

これで「sudo」コマンドが使えるようになったはずなので確認の為に

「sudo」に続けて「ls」や「pwd」などのunixコマンドを入力して実行されるか確認します。

上手くいかない場合は、sudoにパスが通ってない事も考えられるので

/usr/bin/sudo pwd

のようにフルパスでコマンドを入力して確認して下さい。

※この設定はパスワード無しで、sudoコマンドが使えるように設定しています。

2.vimのインストール

次に、vimが使用出来ないのでvimのインストールをします。

サーバならviでいいだろと言われるかもしれないですが、個人的にvimが使いたいのでインストールします。

これが不要な場合は、飛ばしてもらって構わないです。

sudo yum install -y vim-enhanced.x86_64

これでインストールが終了したら完了です。

3.yumリポジトリの追加

yum-prioritiesをインストールします。これで、使用するyumに優先順位を付けます。

sudo yum -y install yum-priorities

次にyum-prioritiesの設定を行います。

sudo vim /etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo

で開いたファイルの

[base][updates][addons][extras]に、

priority=1

という記述を追加する

RPMforgeリポジトリインストール

sudo rpm --import http://apt.sw.be/RPM-GPG-KEY.dag.txt
sudo rpm -ivh http://apt.sw.be/redhat/el6/en/x86_64/rpmforge/RPMS/rpmforge-release-0.5.2-2.el6.rf.x86_64.rpm
sudo vim /etc/yum.repos.d/rpmforge.repo

rpmforge.repoを以下の内容で編集する

[rpmforge]が

enabled = 1
priority = 10

であることを確認する

EPELリポジトリインストール

sudo rpm --import http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/RPM-GPG-KEY-EPEL-6
wget http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/6/x86_64/epel-release-6-5.noarch.rpm
sudo rpm -ivh epel-release-6-5.noarch.rpm
sudo vim /etc/yum.repos.d/epel.repo

epel.repoを以下の内容で編集する

[epel]が

enabled = 1
priority = 10

であることを確認する

 Remiリポジトリインストール

sudo rpm --import http://rpms.famillecollet.com/RPM-GPG-KEY-remi
sudo rpm -ivh http://rpms.famillecollet.com/enterprise/6/remi/x86_64/remi-release-6-1.el6.remi.noarch.rpm
sudo vim /etc/yum.repos.d/remi.repo

remi.repoを以下の内容で編集する

[remi]が

priority=1
enabled=0

であることを確認する

ここまでの内容は、こちらのサイトの「RPMforge EPEL Remiリポジトリインストール」で詳しく解説されているのを参考にさせて頂きましたので、分かりづらい場合はこちらを参照して下さい。

4.zshのインストール

zshをインストールしてログインシェルをzshに設定します。

個人的にzshが好きなだけなので、必要なければ省いて下さい。

sudo yum install -y zsh

5.設定ファイルの配置

ここまでで、vim、zshなどをインストールして次にscreenをインストールしますが、設定ファイルを設置していないので

パスが通らないと言う事が多々あると思いますので、ここで環境設定用のファイルを設置します。

  • .vimrc
  • .zshrc(.zshrc.local)
  • .zprofile
  • .screenrc

の5ファイルをホームディレクトリに設置します。

.vimrcは「ずんwiki

.zshrc、zshprofileは「漢のzsh

.screenrcは「そんな.screenrcで大丈夫か?

それぞれのファイルは各サイトを参考というより、ほぼそのまま利用させてもらっています。

ありがとうございます。

PATHの設定

パスの設定だけ晒しておきます。色々な場所でパスが通って無くてエラーが発生すると思いますので、

このパスを全て通すとセキュリティ上良くないと考える場合は、削って下さい。

PATH=.:$PATH:/usr/local/sbin:/sbin:/usr/sbin:$HOME/bin:/opt/local/bin:/opt/local/sbin
export PATH

6.screenのインストール

これは、サーバーに必要ないと思う場合は飛ばして下さい。

gitのインストール

sudo yum install git -y

 autoconfのインストール

最初からインストールされていますが、バージョンの関係上screenをインストール出来ないので最新のものを入れ直します。

sudo yum remove autoconf -y
wget http://ftp.gnu.org/gnu/autoconf/autoconf-2.68.tar.gz
tar zxvf autoconf-2.68.tar.gz
cd autoconf-2.68
./configure
make
sudo make install

automakeのインストール

wget http://ftp.gnu.org/gnu/automake/automake-1.11.tar.gz
tar zxvf automake-1.11.tar.gz
cd automake-1.11
./configure
make
sudo install
sudo make install

libtoolのインストール

sudo yum install yum-utils -y
sudo yumdownloader libtool
sudo rpm -ivh --nodeps libtool-1.5.22-7.el5_4.x86_64.rpm

ncursesのインストール

sudo yum install ncurses-devel.x86_64

screenのインストール

git clone git://git.savannah.gnu.org/screen.git
cd screen/src/
autoconf
autoheader
./configure
make
sudo make install

これでscreenがインストールできます。

 

これで、個人設定は整ったので次はApacheのインストール設定を行います。

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